屋久島旅行を計画する際に、「いつ行くのがいい?」「何日あれば足りる?」「どこを回ればいい?」と迷う方は多いのではないでしょうか。
屋久島は、森・滝・海といった自然の魅力が凝縮された島ですが、天候や移動手段によって旅の組み立て方が大きく変わります。事前にポイントを押さえておくことで、限られた日程でも満足度の高い旅行ができます。
このページでは、屋久島旅行に必要な情報をひと通りまとめました。ベストシーズンや見どころ、モデルコース、アクセス方法まで、初めての方でもイメージしやすいように解説していきます。
屋久島旅行の計画ステップ
初めて屋久島に行く方は、以下の順番で考えるとスムーズです。
もっと広く・詳しく屋久島のことを知りたいときは屋久島TOPページをご覧ください
目次
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屋久島旅行のベストシーズン
屋久島は南にある島ですが、常夏というわけではなく季節感のある島です。一年を通して楽しめる島ですが、目的によっておすすめの時期は変わります。
春は新緑や花々が美しく、トレッキングに最適なシーズンです。夏はウミガメの産卵や海遊び、秋は比較的天候が安定し、冬は静かな森歩きや島の暮らしに触れる旅が楽しめます。
「いつ行くか」を決めると、その後の計画が立てやすくなります。
屋久島の見どころ・楽しみ方
屋久島には「海に10日、里に10日、山に10日」という言葉があります。自然に深く感謝し、海・山・里の恵みを全て取りつくしてしまうのではなく、必要な分だけをいただきながら暮らしましょうという言い伝えです。
屋久島といえば深い森と山のイメージが強いと思いますが、この言い伝えの通り海や里にも豊かな恵みがあり、外から訪れる際にも海・山・里をバランスよく楽しむことを意識した方が、より屋久島らしさに触れることができると思います。
海や川
海抜0mから一気に2,000m近くの山がそびえる屋久島は、その海と山の近さ・それに伴う植生の垂直的な変化が自然遺産登録の理由の一つとなりました。
黒潮から立ちのぼった湿った空気が屋久島の山にぶつかり雨となって降り、川を駆け下って再び海へ流れ出るという水の循環を身近に感じることができます。
山が森でおおわれている屋久島の水はとてもきれいで、川・海の水質もとても良好です。海ではシュノーケリングやダイビング、釣りなどのマリンアクティビティを楽しむことができます。
また海産物も豊かで、アゴ出汁の原料となるトビウオの水揚げは日本一を誇り、アゴだしやくん製に加工されています。北部の一湊集落はサバ漁が盛んで、鮮度を落とさないようにすぐに首を追って血抜きをする「首折れサバ」は地域ブランド品として定着しつつあるところです。
九州最高峰の宮之浦岳に源を発する清流、安房川ではリバーカヤックで川面からの眺めを楽しむことができます。川面に覆いかぶさるように樹々が迫り生えている中を漕ぎ進むと、自然音しか聞こえない静謐な時を過ごすことができます。
里
屋久島の里では、島の自然の恵みを活かした人々の営みに多く触れることができます。年間通じて様々な魚種が獲れる海の幸を使った料理を出してくれる飲食店が多くあります。特に冬場は魚の脂が乗っていて1年で最も魚が美味しい時期だそうです。
その同じ冬場、1~2月に収穫されるのが柑橘のタンカン。そのまま食べてももちろん美味しいですし、ジャムやジュースに加工されています。収穫時期には収穫体験ができるところもあります。
また雨が多く湿潤な気候の屋久島は発酵にも向いているのかもしれません。タンカンなど屋久島で採れる素材のフレーバーを取り入れたクラフトビールの醸造や、緑茶・紅茶の製茶、カビ付けの行程があるサバ節の本枯節作りなどが行われています。
この他にも屋久島の杉や木を材料にした木工やエッセンシャルオイルの抽出、今や人より多く生息しているヤクシカの肉を使った料理を出すレストラン・皮を使ったレザークラフトのお店もあります。里も現地のガイドの方と一緒に回ると、島の自然と関りながらどのような暮らしが営まれているか間近に見ることができて、より深く現地を知ることができるのではないでしょうか。
山
屋久島の山もトレッキングだけではなく、森林浴という楽しみ方もあります。
花崗岩が隆起した屋久島は、実は土の層が薄く樹木には厳しい生育環境です。その中で杉はゆっくり時間をかけて毎年少しずつ育っていきます。そして高い湿度などの条件から自らの身を守るため含むようになる成分が、人間にとっては安眠やリラックスの効果を有しているそうです。
そんな樹々に囲まれながら、貸し切りの森で木にさわってみたり、足元の苔を観察したり、ハンモックにゆられてリラックスしたり、ゆっくり過ごす森との触れ合い方もあります。体力に自信がない方や、トレッキングでの達成感よりリラックスを山に求める方におすすめの過ごし方です。
屋久島旅行のモデルコース
屋久島旅行は滞在日数によって楽しみ方が大きく変わります。屋久島が初めてで主に観光したいという方には、森・滝・海をバランスよく楽しめる2泊3日のプランがおすすめです。
日程が決まると、ツアーや宿の検討もしやすくなります。
旅行日数に迷っている方は、こちらも参考にしてください。
また屋久島の大きな醍醐味なのがトレッキング。長い年月をかけて育まれた森を歩けば、身も心も洗われる気持ちがします。屋久島で2大トレッキングコースとなっているのが「縄文杉登山」と「白谷雲水峡」の両コースです。
日帰り縄文杉トレッキングは往復8時間かかるため、丸1日がかりの行程となります。到着日・出発日を除く屋久島滞在日にスケジュールしましょう。
一方白谷雲水峡トレッキングの方は、どこまで奥に入って戻ってくるかで所要時間が異なります。一番奥まで行くのが太鼓岩トレッキングで、こちらは縄文杉と同じく1日がかりのコースになります。
一方苔むす森(旧もののけ姫の森)までであれば、半日前後で戻ってくるツアーもあるので、例えば屋久島から帰る日の午前中~お昼にかけての半日コースで楽しむ方法もあります。
白谷雲水峡の方はどこまで行きたいかで所要時間が変わってくるので、自分たちは何を観にいきたいのかを予めはっきりさせておくとよいでしょう。
これら所要時間を考えると、縄文杉トレッキング+白谷雲水峡太鼓岩トレッキングの場合は最低でも4日間、縄文杉トレッキング+白谷雲水峡苔むす森トレッキングの場合は最低でも3日間の旅行日程が必要となります。
結局どのツアーが自分に合っているか迷うという方、ツアーで効率よく回りたい方は、目的別に比較したおすすめツアーも参考にしてみてください。
モデルコース・縄文杉&白谷雲水峡トレッキング付4日間
| 日数 | 行程 | 食事 |
|---|---|---|
| 1 | 羽田空港→JAL/ANA/SNA便→鹿児島空港→JAC便→屋久島空港または鹿児島本港南埠頭→ジェットフォイル→屋久島宮之浦港・安房港
到着後フリー・翌日トレッキングの準備や島内観光をお楽しみください。 | 夕 |
| 2 | 終日:縄文杉トレッキング | 朝 夕 |
| 3 | 終日:白谷雲水峡太鼓岩トレッキング | 朝 夕 |
| 4 |
出発までフリー・島内観光や安房川リバーカヤック・シュノーケリングなどの半日オプションをお楽しみください。 お客様ご自身にて→屋久島宮之浦港・安房港→ジェットフォイル→鹿児島本港南埠頭*または屋久島空港→JAC便→鹿児島空港→JAL/ANA/SNA便→羽田空港 | 朝 |
モデルコース・縄文杉&半日白谷雲水峡トレッキング付3日間
| 日数 | 行程 | 食事 |
|---|---|---|
| 1 | 羽田空港→JAL/ANA/SNA便→鹿児島空港→JAC便→屋久島空港または鹿児島本港南埠頭→ジェットフォイル→屋久島宮之浦港・安房港
到着後フリー・翌日トレッキングの準備や島内観光をお楽しみください。 | 夕 |
| 2 | 終日:縄文杉トレッキング | 朝 夕 |
| 3 | 午前:白谷雲水峡半日トレッキング 屋久島宮之浦港・安房港→ジェットフォイル→鹿児島本港南埠頭または屋久島空港→JAC便→鹿児島空港→JAL/ANA/SNA便→羽田空港 | 朝 |
モデルコースで全体の流れをイメージできたら、次は具体的なツアーを見てみましょう。
モデルコースをもとにツアーを探したい方はこちら
▶ 屋久島ツアー一覧を見る
自分で予約した宿泊先やお気に入りのガイドの方とのトレッキングが決まっているので、往復の交通と現地宿泊のみ(飛び泊可)み必要という方には、羽田~鹿児島の交通手段・時間帯と宿泊先を自由に組み合わせてツアーが作れる下記ツアーがオススメです。
関連ツアー
なお、トレッキングの前後は同じ宿に宿泊すると、トレッキングに必要なもの以外の荷物を置いておけるので楽チンです!
トレッキング時の登山口までの送迎サービスは宮之浦~安房~尾之間の間としているガイドサービスが多いので、トレッキング前後の日はそれらエリア内に宿泊すると便利です。
その他トレッキングに際しての参考情報やコツは下記リンク先のページをご覧下さい。
屋久島ツアーもチェック
屋久島は個人手配でも旅行できますが、移動や天候の影響を考えるとツアーを利用することで安心して旅行を楽しめます。
観光・トレッキング・宿泊がセットになったプランもあり、初めての方にもおすすめです。
屋久島の奥座敷・永田集落
永田浜を擁する永田集落は屋久島の奥座敷と呼ばれ、四季の移り変わりを感じられるいやしの里です。地区内には車で行ける世界遺産地域西部林道があり、里から見える唯一の奥岳永田岳を望むことができます。屋久島の自然の中でのんびり・ゆったり保養したいという方にはオススメの滞在先です。
屋久島の地理・マップ
屋久島は5角形がかった丸い島で、中央部に九州最高峰の宮之浦岳はじめ山々がそびえているため、各地区の間は外周道路を通って行き来し、トレッキングの際は最寄りの集落から登山口に向かう道路を上って島の中央に入っていきます。
主要な地区の位置は時計になぞらえると分かりやすくて、12時から時計回りに、宮之浦(1時)、空港(2時)、安房(3時)、尾之間(6時)、西部林道(9時)、永田(10時)と並んでいます。
島全体の地図や各地区間の車での移動時間の目安、各地区内の地図については、下記リンク先のページからご覧頂けます。
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